トップ推しにゅ〜編集部

「配信が重い」を減らすPC選び|VTuber・配信者が見る順番と容量設計

推しにゅ〜編集部

推しの配信を見ているうちに「自分でも配信してみたい」と思った方や、すでに配信を始めていて「なんだか動きが重い」と感じている方は多いのではないでしょうか。編集部にも、配信を始めたばかりの読者の方から「パソコンは何を基準に選べばいいのか」というご質問をいただくことがあります。

この記事では、特定の製品名や価格には触れずに、配信用パソコンを選ぶときにどの順番で何を見ればよいのかという考え方だけを整理します。数値や具体的な構成例が必要になったところでは、パソコン専門の提携メディア「hogehoge PC」の解説記事をご案内します。

「配信が重い」の正体はどこにあるのか

配信が重いと感じたとき、多くの方はまず「パソコンの性能が足りない」と考えます。ただ、ひとくちに性能と言っても、配信中のパソコンは複数の仕事を同時にこなしています。ゲームや描画ソフトを動かす仕事、その映像を配信用に変換する仕事、コメントやブラウザを表示する仕事、そして録画データを書き込む仕事です。

重さの原因は、このうちのどこかで順番待ちが起きていることがほとんどです。そして順番待ちが起きている場所は、症状の出方でおおまかに見分けられます。

  • ゲーム画面そのものがカクつく……描画の処理が追いついていない可能性
  • ゲームは滑らかなのに配信の映像だけ乱れる……変換や送信の処理が詰まっている可能性
  • 配信を始めた瞬間に全体が重くなる……同時に開いているものが多く、作業用の余裕が足りない可能性
  • 録画を回すと時々止まる、保存に失敗する……データの書き込みが追いついていない可能性

大事なのは、「重い=いちばん高い部品を買えば直る」とは限らないということです。順番待ちが起きていない場所を強化しても、体感はほとんど変わりません。まずは自分の症状がどれに近いかを見るところから始めるのが、遠回りに見えていちばん早い道です。

いきなり高性能な部品を狙う前に見るところ

配信用パソコンの話題は、どうしても描画性能の話から始まりがちです。もちろんそこも大切なのですが、初めて配信をする方の「重い」は、作業用の余裕と保存まわりで説明がつく場面が少なくありません。

同時に開くものの数から逆算する

配信中に開いているものを、一度書き出してみてください。配信ソフト、ゲームまたは描画ソフト、コメント表示、音声関連、ブラウザのタブ、通話アプリ——こうして並べると、思っていたよりずっと多いはずです。作業用の余裕は、この「同時に開くものの合計」で決まります。

ここで「自分の使い方ならどのくらい必要か」を用途別に整理したものとして、hogehoge PC のメモリは何GB必要?用途別の目安という記事が参考になります。具体的な目安が用途ごとにまとまっているので、自分の配信スタイルに近いところを探してみてください。

保存まわりは「容量」より「詰まり方」を見る

もうひとつ見落とされやすいのが、データを保存する部分です。ここは残りの空き容量ばかりが話題になりますが、配信と録画を同時に行う場面では、書き込みが途切れずに続くかどうかも同じくらい効いてきます。

録画しながら配信し、その裏でゲームがデータを読み込み、さらに保存先の空きが少ない——という状態が重なると、そのどこかで待ちが発生します。空き容量に余裕を持たせておくこと自体が、体感を安定させる対策になるわけです。

この領域を配信・実況という前提で具体的に掘り下げた解説として、hogehoge PC の配信・実況PCのストレージとメモリ最適化があります。録画も同時に回したい方は、先に目を通しておくと構成の決め方で迷いにくくなります。

録画と配信を同時にやるときの容量設計

アーカイブを残したい、切り抜き用に高画質の録画も取っておきたい——という方は、容量の考え方を最初に決めておくと後が楽です。ポイントは、置き場所を役割で分けることです。

役割置くもの考え方
作業用配信ソフト、ゲーム、編集中のデータ速度と空きに余裕を持たせる場所
一時保存その日の録画データ配信が終わったら移す前提で確保する
保管用過去のアーカイブ、素材速度より容量。作業用と分けておく

すべてを一か所にまとめてしまうと、配信のたびに空きが減り、ある日突然「録画に失敗する」という形で表面化します。役割で分けておけば、足りなくなったときにどこを増やせばいいかもはっきりします。

新品・BTO・中古、どこから考えるか

予算をどう使うかは、配信の頻度と目的で変わります。まずは試しに始めてみたいのか、これから毎日続けるつもりなのかで、選ぶべき方向はかなり違います。

  • まず試したい……いま持っている環境で始め、重くなった部分だけを後から足す
  • 続ける前提で始めたい……最初から余裕を持たせ、後から手を入れやすい構成にしておく
  • 予算を抑えたい……本体は抑えつつ、詰まりやすい部分に予算を寄せる

すでに使っているパソコンがある場合は、買い替える前に「足す」という選択肢を検討する価値があります。手元の環境を強化する方向で考えるなら、hogehoge PC のゲーミングPCのストレージ&メモリ強化ガイドが、どこから手を付けると効果が出やすいかを整理しています。

買う前に決めておきたい三つのこと

  1. 何を配信するか……ゲームなのか、雑談なのか、お絵かきなのかで、負荷のかかる場所が変わります
  2. 録画を残すか……残すなら、置き場所と移し先を先に決めておきます
  3. 後から足せる形にするか……最初に全部そろえるより、足せる余地を残すほうが失敗しにくい場面があります

この三つが決まっていれば、店頭でもオンラインでも、比較すべき項目がぐっと絞られます。逆にここが決まらないまま「配信 パソコン おすすめ」と検索し続けると、情報量に押し流されて決めきれなくなりがちです。

まとめ

配信が重いという悩みは、原因の場所さえ分かれば、想像より小さな対策で改善することがあります。順番としては、症状から詰まっている場所を推測し、同時に開くものの量と保存まわりの余裕を確認し、それでも足りなければ描画側を検討する——という流れが分かりやすいはずです。

推しの配信を見ていて「自分もやってみたい」と思った気持ちは、機材選びで止まってしまうのがいちばんもったいないところです。まずは今ある環境で始めて、詰まったところだけを直していく。その積み重ねが、無理のない配信環境につながっていきます。

※本記事は推しにゅ〜編集部が執筆したオリジナル記事です。パソコンまわりの詳しい解説については、提携メディア「hogehoge PC」(運営:株式会社エム・ジー・ケイ)の記事をご紹介しています。推しにゅ〜(運営:株式会社エフ・ジー・エル)とは運営会社が異なります。

広告