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ファンアートと切り抜きを作る人の機材選び|板タブ・液タブとPCの考え方

推しにゅ〜編集部

推しのファンアートを描いたり、配信の切り抜き動画を作ったり——推しにゅ〜の読者の中にも、見る側から作る側へ一歩踏み出そうとしている方がいらっしゃると思います。そのときに最初にぶつかるのが、「何をそろえればいいのか分からない」という壁です。

この記事では、製品名や価格の比較ではなく、ファンアートと切り抜きを作る人が機材を選ぶときの判断の順番だけをまとめます。具体的な構成例や機種ごとの違いが必要になる場面では、パソコン専門の提携メディア「hogehoge PC」の解説記事をご案内します。

まず「どちらをやりたいのか」をはっきりさせる

ファンアートと切り抜きは、同じ「作る」でも必要になるものがかなり違います。ここを混ぜたまま機材を探すと、どちらにも中途半端な環境になりがちです。

  • 絵を描く……描き味に直結する入力機器が主役。パソコン側は、大きなキャンバスと多くのレイヤーを扱えるかどうか
  • 切り抜きを作る……素材となる動画の読み込みと書き出しが主役。入力機器よりも保存まわりと処理の待ち時間が効いてくる
  • 両方やりたい……先に始めるほうを決め、そちらを基準にそろえてから足していく

「いつかは両方やるかもしれない」と考えるのは自然ですが、最初から両方に最適化しようとすると予算がぼやけます。まずは今いちばん作りたいものを一つ決めるところからです。

板タブと液タブ、最初はどちらを選ぶか

絵を描く方が最初に迷うのが、画面に直接描くタイプと、手元の板で描いて画面を見るタイプのどちらにするかという点です。どちらが優れているという話ではなく、慣れ方と作業姿勢の違いだと考えると選びやすくなります。

選ぶときに見るところ

  1. 視線の動き……手元を見ながら描きたいか、画面だけを見て描きたいか
  2. 設置場所……机の広さと、モニターとの位置関係で置けるものが決まります
  3. 作業時間……長時間描くなら、姿勢が無理なく保てるかどうかが効いてきます
  4. サイズ……大きいほど良いとは限らず、腕の動かし方の好みで最適が変わります

このあたりの違いを、実際の製品を例に用途別で整理した記事として、hogehoge PC のXP-PENペンタブレット・液タブのレビューがあります。どんな観点で比較されているのかを眺めるだけでも、自分が何を重視したいのかが見えてくるはずです。

ソフトを先に決めるという考え方

意外に見落とされがちですが、使いたい描画ソフトを先に決めておくと、必要なパソコンの条件も絞りやすくなります。ソフトによって推奨される環境は違いますし、慣れた道具を変えるほうが機材を変えるより負担が大きいこともあります。

切り抜き編集で詰まるのは、たいてい待ち時間

切り抜き動画を作り始めると、多くの方が「編集そのもの」より「待ち時間」に疲れます。素材の読み込み、プレビューの引っかかり、書き出しの長さ——このあたりが積み重なると、作る意欲のほうが先に尽きてしまいます。

待ち時間が長くなる原因は、処理そのものの速さだけではありません。素材を置いている場所、作業中のデータの置き場所、書き出し先が同じところに集中していると、そこで順番待ちが起きます。

場面起きること見直すところ
素材を読み込むプレビューが引っかかる素材の置き場所と空き容量
編集中操作の反応が遅れる同時に開いているものの量
書き出す思ったより時間がかかる書き出し先と作業場所の分離

この「置き場所の設計」を編集作業の前提から丁寧に解説しているのが、hogehoge PC の動画編集PCのストレージ構成完全ガイドです。素材用・作業用・保管用をどう分けるかという考え方は、切り抜きを作る方にもそのまま当てはまります。

予算をどこに寄せるか

作る側に回ると、どうしても「もっと良い環境なら早く終わるのでは」と考えるようになります。ただ、予算の配分は目的によって変わります。絵を主にするなら入力機器と画面に、切り抜きを主にするなら保存まわりと処理の余裕に寄せる、というのが分かりやすい考え方です。

まとまった予算で一式そろえる場合に、どこにいくら配分するかという配分の実例として、hogehoge PC の動画編集PC自作 30万円構成が参考になります。自分で組む予定がなくても、「どの部分にお金が集まる構成なのか」を見ておくと、既製品を選ぶときの判断材料になります。

見落とされがちな「音」と「画面」

切り抜きを作るときに後から効いてくるのが、音まわりです。映像の粗さは意外と許容されても、声が聞き取りにくいと最後まで見てもらえないことが多いからです。素材の音量差をそろえる、雑音を減らす、といった作業は編集ソフト側の仕事ですが、そもそも作業中に音の違いを聞き取れる環境かどうかで、仕上がりの精度が変わります。

もう一つが画面の広さです。絵を描くにしても動画を編集するにしても、道具の並ぶ場所と作業する場所が同じ画面の中でせめぎ合います。作業領域が狭いと、道具を出したりしまったりする操作が増え、その積み重ねが「面倒だ」という感覚につながります。新しい機材を買う前に、いま使っている画面の使い方を見直すだけでも、作業のしやすさは変わることがあります。

始めてから決めればいいこと

最初にすべてを決めきる必要はありません。むしろ、作り始めてからでないと分からないことのほうが多いくらいです。

  • どのくらいの頻度で作るのか
  • 一本あたりにどのくらい時間をかけられるのか
  • 自分が「面倒だ」と感じるのはどの工程なのか

この三つが見えてくると、次に買い足すべきものが自然に決まります。逆に言えば、これが見えていない段階で高い機材をそろえても、使わない機能にお金を払うことになりかねません。

まとめ

ファンアートも切り抜きも、続けられるかどうかは「作り始めるまでの手間」と「待ち時間」で決まる部分が大きいものです。まずは今できる範囲で一本作ってみて、自分が引っかかった工程を一つずつ軽くしていく。その順番でそろえていけば、無駄の少ない環境に近づいていきます。

推しへの好きという気持ちを形にする作業は、道具選びで止まってしまうのがいちばんもったいないところです。迷ったら、まず一枚描き、まず一本作ってみる。そこから見えてくるものを基準にしてください。

※本記事は推しにゅ〜編集部が執筆したオリジナル記事です。パソコンまわりの詳しい解説については、提携メディア「hogehoge PC」(運営:株式会社エム・ジー・ケイ)の記事をご紹介しています。推しにゅ〜(運営:株式会社エフ・ジー・エル)とは運営会社が異なります。